添田樹紀
大阪湾でクジラとみられる死骸が漂流し、安全運航に支障が出る可能性があるとして、関西空港と神戸空港を結ぶ高速船「神戸―関空ベイ・シャトル」は10日、夕方以降の計6便の欠航を決め、代替バスを運行した。11日は通常運航する予定。
神戸海上保安部によると、海上保安庁の巡視船が8日午前9時45分ごろ、兵庫県淡路市津名の東約10キロの海上で死骸を見つけた。全長約7メートル。いったん見失ったが、9日午後1時半ごろ、神戸灯台(神戸市)の南約10キロの海上で確認し、10日午後3時40分には関西空港の北約800メートルの海上を漂流していたという。
神戸海上保安部などが、巡視艇や飛行機を出動して警戒。船が死骸に衝突すれば転覆する恐れなどがあるとして、死骸の近くを航行する船に無線などで注意を呼びかけている。(添田樹紀)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル